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民主主義の危機

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労作(作者不明)

民主主義の危機

 朝日新聞に「異論のススメ」という欄がある。これを私はとても、楽しみにしている。
何故かと言うと、この筆者 佐伯啓思という方は(お名前が素晴らしいーという個人的感想は別として)保守派らしく、朝日が少し左だとしたら、朝日は敢えて異論を自分の紙に載せようという意欲的な取り組みだと思えるし、私も日常的に、自分の述べたことに正当に反論してくれる人をいつも求めているにもかかわらず、なかなか、意見というものを言ってくれる人が居ず、いつも欲求不満だからである。そして、大体、いつも、この佐伯さんという方の意見には「なるほど」と思える部分もあり、ということは、私個人の考えも、少しは深まったといえるからである。正当な異論には感謝である。
  さて、4月6日の、この欄は、結論から言えば、あまりに立場の異なる意見で驚いた。
佐伯氏はこういうのである。「昨年からこの方、国会、メディアで論じられた話題は森友加計問題一色である。両者は今日の日本を揺るがすそれほどの大問題だったのか、と私など皮肉交じりにつぶやきたくなる」「多くのメディアも識者も、官僚行政が政治によって(特に首相の私的事情によって)歪められた(であろう)ことは民主主義の破壊だ、と言っている。だが、私には、この構造そのものが大衆化した民主政治そのものの姿に見える」と。
  つまり、佐伯氏の考えでは、政治とは、外交や金融や経済など極めて専門的な課題を
政治家や高級官僚やブレーン(どんなブレーンか線引きはきわめて曖昧)といった人達(The best and the brightest)が、密室で(時には料亭で)高度(?)な会話を交わしつつ政策を決めていくもので、国会は、根回し後の承認の場であると。そこにあれこれ雑音をはさんでくる無知な国民や、その国民の代表面をしたメディアが口を挟むようなことをしたら、高度(?)な判断が狂わされ、ひいては、日本の国益(誰の?)が損なわれる。-というような政治観なのかな、と読み取れた。
  確かに、事の大小をわきまえず、百年の計をもつ、国を憂える大物の女性スキャンダルをキャンキャン云いたて、(セクハラや妾問題についてではなく)SNSなど匿名の抗議で引きずり下ろすなどの、大衆民主政治の弊害は、私も感じるところがある。衆愚政治は重々感じている。-それが、まさに、安倍首相の独裁を生んでいるわけだから。
  そう、「独裁」なんですよ。歴史を見渡しても、あきらかに、ひどい「独裁」でしょ。佐伯氏も、メディアのその部分は読み取っていらっしゃる。-(特に、首相の私的事情によって)歪められた云々-独裁政権の場合、その首相の資質や交代を要求しないで、他に、なんの優先事項があるのでしょう。TPP(?)へ!

  衆愚であっても、民主主義を選択した私たち、は衆知見をもって、政権を交代しなければならないのです。-当たり前のことじゃん。 政権交代後は、速やかに、佐伯氏も言うところの喫緊の課題・問題に取り組むべくビジョン・政策を常に考えておかねばならないことも当然である。
   実は、朝日新聞は、佐伯氏の文の10日後に、素敵な反論を掲載しています。
        4月16日付政治断簡「畑作は土から 寝言は寝てから」高橋純子
              いつもながら、スカッとしますなー
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Author:Ali Batoota 
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