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誰か教えて!

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木・木

   高校生のころは、同級生との会話を通じて、そして大学では政治学科と(ただし、そんなに勉学に勤しんだ口ではなくテキトーな大学生として)政治用語に触れてきた人間ですが、その中で「立憲主義」とか「民主主義」とかの基礎知識が与えられたと思っています。しかし、今、はなはだ疑問なのは、首相や官房長官が口にする言葉で、最近(3月15日現在)では「 我々(政治家側)は、選挙を通じて選ばれたのだから国民を代表している」だから「何であれ、自分たちの決定は正しい」というかのような。逆に、「マス・メディアは、一私企業にすぎない。」ということを臆面もなく発言されることです。民主主義について深い議論を今、ここでしたいのではなく、私の素朴な疑問は、彼らが、どこでそういう考えをお持ちになったのか、ということです。彼らとて、政治を専門にしているくらいの人間ですから、私以上に、政治について議論し、政治学の本も読んだでしょうに。「民主主義は多数決だ」と単純化してしまったり、「民主主義はマス・メディアの発達と歩を一にしている」という常識が、歴史的に見ればわかることですのに、J.S.ミル (多数者の専制とか、様々な人が論じている「大衆社会論」とか勉強しなかったのでしょうか。

それとも、私の勉強の仕方が、偏向していて(そんなに恣意的に先生を選んだわけでもないのですが)彼らと、決定的に真逆の教育を受けたのでしょうか。私は、基礎から間違ったと。私は地元の公立高校を経て、検定教科書を使って政治、倫理、社会を勉強してきたのですが、彼らは、どこの私立でどんな教科書(は検定のはず)・ 本を読んだのでしょうか。その本を私も一度、読んでみたいのですが、どなたか教えて頂けないでしょうか。想像するに「我が闘争」とか? 小学校は、森友学園とか(これは冗談) でも優秀な成績で高校、大学を過ごして来られたのですよね。
ミッテラン大統領時代の閣議では、時々、政治哲学が議論されるなどという新聞のコラムを、昔、目にしたことがありますが、その時は、どういう共通知識が土台になっていたのでしょうね。モンテスキューでしょうか、サルトルでしょうか。

     もう一つ、考えられるのは、彼ら(首相や官房長官)が受けた教育に原因があるのではなく、彼らは、自分の発言は民主主義に反するということを十分知っているのですが、一度、権力を得てしまうと、その居心地のよさ(周りの人々が忖度してくれる)から抜け出せず、どんな嘘でも出まかせでもいいので、「選挙に勝ち」、「勝ってしまえば官軍」という態度に出ている、というものです。「選挙に勝つ」のは、案外簡単で、ある程度の基礎票さえあれば、あとは「消費税をあげない」とか「働き方改革」とか言えば、世間の人(大ざっぱな言い方ですが)は、自分の利益のことしか考えないので、次々に甘言の罠に落ちるからです。やっぱ、そうなのでしょうか? 人間の性? 

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年齢・性別・国籍-不詳
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