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「矜持」ってなんだろう

 border= 駅の座布団にも矜持


   「矜持」って何だろう。というのも最近つづけて「矜持」という言葉に出くわしたからで。一つは、日本(・・・)会議(・・・)の皆さんの「矜持」そう、「矜持」って「プライド」と言い換えられて、そうすると、やはり古来からの、大義をもっている方たちは、いろんなものに「矜持」を持ちながらものを考えることが多くなるらしい。例えば、「日本男児たるもの、この矜持を胸にもって生きてほしいもの・・」などというように。ところで、調べると矜恃という字もあって、少し意味が違うようです。私は、どっちがどっちかわかりませんが、「矜持」を「単なるプライド(自慢)ではなく社会的正義を念頭においた振る舞い」という意味でつかいたいと思います。もっとわかりやすく言えば「立場を利用してセコイことをしない」なんて。
  わかりやすい例が、テレビドラマで見られます。(これは珍しいこと)現在(2017年1月)
BSのNHKで放映している「刑事フォイル」では、サブタイトル―戦争下でも犯罪は許さない―というのですが、このサブタイトルでもわかるように「大きな戦争が起こっていたら、小さな泥棒(殺人)なんて多めに見てよ」という人間のけちな根性を、刑事フォイルがピシッと正すエピソードです。前回のストーリーでいうと、もっと細かい描写で、人間のせこ(・・・・)さ(・)
が描かれます。戦時食料統制下で没収したクリスマスのターキーを女性警官が、ほしくてほしくて、よだれを流しながら毎日みている場面(セコイというより、本当に食欲は抑えがたい本能でしょう)ですが、問題は、単なる食欲ではなく、法に基づいて没収した側が、職権を乱用していいのか、という問いかけです。また、フォイル刑事の部下が殺人の疑いをかけられ、あらゆる証拠が、それを立証しているように見えるときも、部下であるがゆえに便宜を図るということはありえない、のみならず、心の深奥では部下を信じているが故に、真実を論理的に開陳して見せる。-嗚呼、かっこいい! これ、日本のテレビドラマだと「(呼びかけ)~さん。僕はやってない。信じてください!」と大声で訴え、上司も「ああ、俺は信じているからな、お前が殺人なんてやるはずはない。 絶対信じて、待ってろよ。」みたいな、浪花節になるに決まっています。その辺は、脚本がいいのか、(脚本アンソニー・ホロビッツ:「名探偵ポアロ」の脚本も時々書いてますね)イギリスの国民性か(もちろん、イギリス国民がみんな高潔ではない、ということも描かれているわけですから)
  1月24日付け朝日新聞天声人語で、遠藤周作原作、マーチンスコセッシ監督が映画化した「沈黙」について話題にしています。最後に「転びバテレンの汚名に堪えたキアラが晩年まで胸に隠し続けた矜持に思いをはせた。」という文章があります。この場合の「矜持」とは、拷問に耐え(肉体的には耐えられなかったが)た精神、人(神)を裏切らなかった精神だと思われます。これは、きつい。どうも、現在の私には「おでんの卵は一個なら一個」程度にしておく他ありません。そのくらいなら。

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アリ バトゥータ
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