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fair tradeってなに?

④ (640x480)
フェアトレードではありません

中学生たちと、お話しをする機会があり、フェアトレードについてすこし、考えてみました。以下、お手紙です。
「さて、お蔭さまで、私たちも、マンネリになっている思考回路を目覚めさせる必要性にかられた、と言いたいところですが、ショップ店員(学生)の思考回路は「いかにしてこの暑い8月にチョコレートを売るか」に話題が集中しています。結論的に言いますと、「フェアトレードのチョコレートは高い」です、ですので、なかなか売れません。なぜ、この売れないチョコを学生ショップに置いて、苦労しているのか、どうも責任の矛先が私に向かってくるような気がします。
私は、直接にショップ担当ではなく、フェアートレードをショップに導入した責任者として関わっています。私自身も(皆さん方の来校を期に)考えざるを得なくなりました。

 以下、中学生の方にも考えてほしい疑問です。
先日、皆さんにお土産にした、チョコレートのかけらは、板チョコ770円を15等分しまして約51円-賞味期限も近いことから1つ50円で販売したものです。(原価は9割です)あれ一つで50円です。高いです。-子供のお菓子としては。
例えば、駅前などで寄付お願いをしている方たちいますが、慈善のために100円募金する代わりに50円のチョコを買うというのなら、50円でも100円でもいいかもしれませんね。しかし、人々の慈善意識に頼るのではなく、商取引として持続可能な開発途上国援助をする、という思想がフェアトレードです。そこで、フェアトレードに対しても疑義がいくつか提示されています。

①フェアトレードでは持続可能な生産と生活に必要な最低価格を保証しています」となっていますが、しかし、この最低価格が国際価格を下回ってしまった場合は?最低価格も改定されるということでしょうか? 上回る場合もあり、つまりは国際変動の影響を受けざるをえません。
②フェアトレードを普及させるためには、大手の会社に卸さねばなりません。大手に卸すと大量生産にならざるを得ません。大規模農家は生産性を上げるため、農薬を使用したり機械化したりしなければなりません。(この辺り、日本の農家のことを言っているのと同じ)フェアトレードでは「環境保全」もうたっていますが、重要なのは価格なのか環境なのか、どっちの重要度をとるか、悩ましいところです。
③①②とも関係しますが、フェアトレードが広まれば広まるほど価格は下がります、だから、価格保証のためには生産量を減らすべきだ、という意見があります。過去にも(1987-1991)コーヒー豆の大暴落というのがあったそうで、それはベトナムの新規参入による増産が原因だそうです。結局、供給過剰による価格の下落や組合制度(については、今回省きましたが)の弊害、がフェアトレードにとって大きな問題であるということが見えてきました。価格の下落についてはこのままコーヒーやカカオの生産を続けていいのか、また大手に卸すがために大規模農家と取引して供給量を増やす必要があるのか(環境破壊を引き起こしてまで)。ふつうのコーヒー豆を生産して「フェアトレードだから買って」というやり方では、最低保証制度があるとはいえ、根本的な解決になっていないという疑問がわきます。

※以上の疑問点および以下のその解決例はいずれも「途上国での持続的な支援や開発について考える場の提供STONE」というサイトを参照しています。

疑問点への解決例として挙がっているのは、意識の高い実業家・活動家がフェアトレード認証を受けずに、アフリカ、アジア、中南米から買い付け1キロあたりわずか1.38ドルや1ドル以下しか受取れていなかった農家に1キロ当たり4ドルを支払った(これは当時の国際価格より高値)例や、オレラ村の農家がフェアトレード財団に登録しているキリマンジャロ・ネイティブ・コオペラティブ・ユニオン(KNCU)という組合を通してスターバックスなどに豆を売っていました。ここでも組合による搾取が行われていたわけですが、ベンテという女性とともに独立組合を組織して豆を生産し、イギリスの小さな会社に販売しているそうです。フェアトレード認証ラベルに手数料を支払い、大きな組合に搾取されるよりも、フェアトレード認証がなくても対価をしっかりともらえる仕組みを農家が選択した例です。

以上から言えることは『フェアトレードだから』という社会的貢献欲求だけでは供給過剰の価格下落の煽りを受けやすく、フェアトレードマークがついている、というだけで自己満足に陥ってしまうと、非情な国際経済競争の穴にとらわれてしまうといくことではないでしょうか。理想を言えば、志高く投資に長けている企業家と組むかということですが、簡単に言えば「フェアトレード」という大企業に頼ってはいけない、ということでしょうか。
ただ、大企業でもオラムというコートジボワールの会社が紹介されています。無利息融資、
無料での肥料提供、生産品回収トラック、期限通りの支払い、前倒しの融資、肥料や牛などの生産性向上のためのトータルパッケージの提供、収穫高に対するインセンティブなどの施策を行っているそうです。」

丸投げですみませんが、考えたら、またお話しする機会をもちましょう。 あ、そうだ、9月31日10月1日の文化祭で発表するって言っていましたね。 がんばってください。


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アリ バトゥータ
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