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時代に抗う

美 美?時代?


 大学で学生に授業をしても、時代を感じるときがある。それを「年のせいで」とか「時代についていけてない」というのではないかと言われるかもしれないが、ちょっとちがう。
 例えば、こういうことだ・・・先日、イヴ・サン・ローランのデザインモチーフとその実現プロセスについて話す機会があった。 彼は、絵画の収集で有名だが、ピカソやゴッホやモネの水連などの作品に感銘を受けていて、それを服に表現したいと思っていた。モンドリアンの絵画に、インスピレーションを受けた彼は、それを服に再現したいと思ったが、それからがスタッフも大変。生地選び、色をどうだすか、黒いラインをどういった素材で表現するか、(なぜなら、あの線は、ただ引いた線ではなく、色を区分する大事な意味を持っているから。もちろん黒という色もどのような黒か大事である)生地はジャージと決まった。
黒い線も、それぞれの色の部分も、すべて素材をかえていく。それぞれの色の面積比率も
かわっているかもしれない。なぜなら、絵画の四角の面積と人間の体形は違うから。
 さらに、衣服としての着やすさや、コストの問題も(ここでは扱われなかったが内部では考慮されただろう)そうやって、あの(有名な)モンドリアンルックが生まれた。

 時代を感じたのは、学生の感想に「デジタルプリントがなかった時代は大変だったのですね」とあったからだ。まあ、こういうことをいう人は、デジタルプリントを開発した人の努力もわからず述べているわけで、自分がパソコンをつかうときの操作だけで、自分は神のようになんでもできる、と思っているのだろう。

  私が言いたかったのは、「美を感じる心が無かったら、デザインはできない(もちろん芸術も)」ということだ。もし、なんでもデジタルプリントでよかったら、絵画はずべて写し取られれば、プチ!「完了」ということになる。

 なぜ「美」を感じなければならないか、といえば、そうでなければ、私たちの心が、生活が「豊か」にならないからだ、まるで写真のように薄っぺらな(写真というアートを否定するものではありません)生きていても死んでいても同じような世界になってしまうからだ。だから、それを、自分の分野で再現することによって、それは新たなアートに生まれ変わるし、生まれ変える作業をサンローランはやっていたわけだ(その他、多くのデザイナーも)
  それがいいたかったのだが、「デジタルプリントがなかったのね」で片づけられてしまって・・・しかし、私はそんな学生に負けない。また次回、伝えてやろう、川久保玲の服作りの根性を。

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台風で問題が見える

こころ洗われる景色

  2019.10.12 台風19号が日本列島を縦断した。台風と言えば、西南地域が多かったこの頃だが、つい最近の台風15号と今回の19号は関東地方、しかも川崎・東京・千葉近辺に上陸縦断した。多摩川や目黒川、秋川などよく知っている河川名がTVで報道された。
  甚大な被害を与え、いつもの如く、死者や行方不明者や家屋の被害が出て、それをTVは繰り返し、政治家は「まずまずの被害でよかった・・」などと発言して炎上している。それで喉元すぎれば、また忘れる(対策を)。以前より、親切に念がいるようになったのは事前の警報情報と、台風が過ぎ去った後の本当にご親切なアドバイスだ。例えば、今、ラジオで放送してくれているのは、被災した(泥水につかった)家の掃除をする際の注意、避難所でのトイレの使い方、健康に留意する方法などなど。それはそれは、日本らしいなーと思ってしまう。嫌味で言っているわけではないが、注目点は、やはり日本的だなーと思う(きれい好き) もう一つ、現在行われているラグビーワールドカップの試合が中止になり、そのが帰国選手たちが被災地へ行ってボランティア活動をしたというそれはそれは「感動的な」ニュース。

  でも、今回、ちょっとした報道されていないニュースで、これは!!と思うことがあった。10月14日付け朝日新聞で「福島県田村市で除染ででた廃棄物が入った複数の袋が川に流失した。・・(仮置き場に2667個が野ざらしであった)(要約)」と言うニュース。原発関連がここにまで。そして、ちょっとしか触れない(のはなぜか)

  もう一つ、「台東区の避難所がホームレスの人の受け入れを拒んだ」というニュース。
 というところで、16日の新聞では、国会でも取り上げられ、区長が謝罪したと報道されている。が、謝罪ついでに、「ほどほどの被害で済んだ」と述べた政治家も言葉を取り消した!!。 というが、「謝罪」とか「言説の取り消し」ってなんなの?心がない、ということは「もろみえ」じゃないですか?日本人同士でこれですよ。外国人だから差別ではないよね。差別の構図というのは、もうこの人たちに根付いてしまっているのですね。東日本大震災のときは避難所でそういう差別はなかったそうだが(よかった)これは、あまりの災害でみんな人間レベルで平等になったせいではないかしら。そこまでいかないと、ダメなところまで、現代人は劣化したということですね。

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大事なことは、猫に教わった・・

擬態

「大事なことは、みんな(=^・^=)に教わった」

  -と言う人や文学者は多い。 猫好きの文学者といえば・・・≪有名すぎて、キリがないのでいちいち、名前を挙げませんが≫ ただ、「猫好き」と「猫に教わった」とは違うかもしれません。「猫好き」の文学者に、外見や外面はマッチョな感じの(ex. ヘミングウェー)人が多いような気がしますが、「教わった」というような謙遜した言い方はしていません。セレブは、ただ「人疲れ」して、あまり話しをしたくないので、無口な猫を相手に、酒を飲むのかもしれません。あるいは、サンテグジュペリや室生犀星のようなロマンチストが
(彼らは単なるロマンチストではありませんが)生物、無生物を問わず、語りかける対象として、手近にいる生き物としての猫に親近感を抱くのか・・・大佛次郎や内田百閒先生たちは、心根がやさしく、野良に、つい餌をやってしまったのかもしれません(結果、あんなに一杯 猫が集まってしまった)
  そして、飼っていると、どんな動物であれ(極端にいえば、植物でさえ、毎日水やりをしていれば)学ぶところはあるのです。なぜなら、動物は、自然の摂理に従って本能的に生きていて、延命を望んだりしないからです。(「延命を」飼い主が望んで「させる」ということはあります) 死ぬ前も「痛い」と言って「うんうん」唸ったりしません。ただ、じっと
痛みに耐えています。そして、寿命がきたら、それを受け入れます。-これができないんだな、人間には。そこで、猫を師と仰ぐわけです。
  話を戻しますと、猫好きの文学者たちが全員、「猫を師と仰いだ」とは言いません。
-言ってないし-
私が言いたいのは、昨今の猫ブームには、安易なものがあって、簡単に「大事なことを猫におそわった」かのような話をしますが、もっと身近に、「大事なことを教えてくれる」お年寄りや先生がいるのに。はてまた、そういった人たちの姿はすっかり消えて、デジタルだけになってしまった社会のなかで、もう猫しかいないのかなーという嘆きなのです。

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表現の自由とは

焼きナス わっ~怪獣だー

「表現の自由」

   あいちトリエンナーレに関して。「天皇と英霊を貶め、芸術的価値もない慰安婦像を設置するーは明らかに、津田大介の失  敗・・・」というようなことを、結構、常識人と思われる方がしている非難に対して、反論します。
  
   ①「表現の自由」は「扱われる題材が何であれ、『表現することの自由』を保障するもの」ですから、「天皇」や「英霊」はなんの   関係もありません。
   ②また、芸術的価値ももだれが決められるのでしょう。ピカソが、キュビズムの作品を発表した時、世間の激しい非難を浴びた    ことを思い返せばわかるでしょう。慰安婦像がピカソに匹敵すると言っているのではありません。たとえ、子供の絵でも、おぞ    ま しい絵でも表現し、公開することは、誰にも妨げられない、というのが、「表現の自由」です。ーついでに。見たくなけれ     ば、見なきゃいいーのも自由です。これを強制的に見せられたら、たまりません。 だから、むなしい言い合いにはならないは    ず。  
  ③そうそう、公的なお金を使って、不愉快な(反日の)展示をするのはけしからん、という意見?もありましたね。「表現の自由」は   憲法に規定されていますから、公務員ほど、憲法は遵守すべきものでしょう。

  つまり、憲法は、あんたらの好悪、志向の適正を決めているのではなく、あなた方全員をカバーしてるってこと。understand?
津田は失敗だった」などという話もありますが、誰が企画なんて、ほんと、「表現の自由」とは、もうなんも関係ない話。

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東京雑感2

残念なグッチ
残念なGUCCI

グッチ2 (640x480)
表参道のGUCCI

やはり、立地と建物あってのハイブランドだと・・・


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プロフィール

Ali  Batoota 

Author:Ali Batoota 
アリ バトゥータ
年齢・性別・国籍-不詳
関心事は、ファッション、政治、教育、言葉、生物、映画-なんでも

but,I have my own opinion.

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