FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  1. スポンサー広告
  2. [ edit ]

「ものつくり」と簡単におっしゃいますが・・

P1010049 (640x480)
動き

 「ものつくり」は楽しいです。小学校・中学校でやった家庭科。雑巾を縫ったり、ブラウス、ワンピース、ゆかたも縫ったっけ。「工作」と言う時間もあって、(昔はというか昔の方が平等で、女子も工作の時間があった)本箱やちょっとした家の模型をつくって、電気線も引いて、こっちでスイッチをいれると灯りがともるようにもしましたっけ。本当に楽しかったけれど、知らないうちに、英・数・国の勉強に時間を費やすようになって・・「ものつくり」は縁遠いものになりました。
  大学で工学部へ行った人や、理系で研究室へ行った人は、「手」をつかった「ものつくり」の延長をやったかもしれません。(私は文系だったので全然)。生涯、趣味として洋裁や編み物をやり続けていらっしゃる方もいますね。

  空白期間を経て、この学校に関わってから20年「ものつくり」を教える学校に居て、授業計画を「つくる」立場になり、傍目で見ているうちに、「ものつくり」とは人間が外界を理解する第一歩なんだ、と思うようになりました。しかし、そんな抽象的な話で、また黙考してしまうのではなく、「ものつくり」とは、本当に「もの」を「つくり(終わらなければならない)」のです。さらに、機能性や快適性を備えることになれば、ことは段々難しいことになります。「もの」の本質としての一要素=材料とはなにか、が問われてきます。

  今年のショーで発表された作品のいくつかは、主な材料が新聞紙です。それで「服」を作ろうとしました。ここでは「服」は意味がないかもしれません。「服」としての保温性や「快適性」はほとんど問われていません。(課題としてかかってこない)ただ、単に「服」に見えるものをつくる、です。ですから形は「ロケット」でも「犬」でもテーマはよかったかも。「美」だけは残しています。ですから今年の課題は「新聞紙をつかって、美しい形をつくる。それを人が着て歩けるものでなければならない」ということだったでしょうか。

 ともかく、新聞紙と格闘して上記の条件をみたそうとしたわけです。結果は――まあ、ともかく。感想の中に(高校生から)「わざわざ生地をつかわなくても新聞紙で服がつくれるんですね」というものがありました。どういう意味?「新聞紙で」=「安い」「簡単」:縫ったりミシン使ったりしなくてよい:ということ?-いや、いや、いや。もし「安い」「簡単」だったら、なんで作るのよ?いや、逆に巷に「新聞服」があふれるはず。(ユニクロが作ってるでしょ)ですので、再度言いますが「服」を作ろうとしたのではありません。「美しい形」を作ろうとしたのです。たかが「新聞紙」で「美しい服」を作れるわけないじゃん!-とおっしゃいますか?いやいや材料に貴賤はありません。材料は材料にすぎません。そこから「美」を作り出せるかの実験なのです。
実は、学生は普段、布で服をつくっている人達なので、「服」に(感想を寄せた高校生以上に)とらわれているのは、この人たちなのです。発想を早く転換して、「材料がそもそも違うのだ」ということに気がつくのはいつか、という「手」と「頭」の競争を仕掛けたのです。
   結果は、普段から「手」に物を考えさせている人の勝ちでした。
   材料と重力の関係は「美」に大いに関係があります。-次回へつづく。

スポンサーサイト
  1. 未分類
  2. / comment:0
  3. [ edit ]

平凡なる抵抗

M家の庭にて
M家の庭から

「ガザの美容室」

    という映画がある。アラブ・ナサール/タルザン・ナサールさんという双子の監督。パレスチナ自治区ガザに生きる女性たちの日常を描く。困難な状況(本当に!)にも動ぜず自分らしく生きる女性たちの抵抗。抵抗といっても、石を投げたりする抵抗ではなく、小さな美容室、の外で戦闘が起きても、女性たちはたわいのないおしゃべりに興じ、それでもおしゃれをし、メイクをやめない・・・という抵抗。-彼女たちは政治に無関心なわけではない。いや、無関心どころか、夫や子供が銃弾に傷つき、貧困や停電に苦しんでいる中でも、それを続けるにはそれなりの精神がいる。
    「おしゃれ」が勇気や抵抗になりうる、という話。以前に淡谷のり子さんのお話しで、
「戦争中に、銃後の人間が、おしゃれを楽しんだりするのは≪非国民」と言われた時代に、私(淡谷)は、毛皮のコートを着ていた。」そう。-毛皮のコート(本物)は現在なら、環境や動物愛護の観点から非国民になりそう、(私も反対)。けれど、その当時のその使い方は立派な抵抗。-私は、それこそ「おしゃれ」だと思うな。文脈が大事。
  ちょっと角度が違いますが、「黄金のアデーレー名画の帰還―」という映画もある。クリムトの“Woman in gold”という有名な画にまつわる実話が映画化されたものですが、ヘレン・ミレン扮するユダヤ人の主人公が、若き日にナチスの手から間一髪逃れる場面で、ウィーンの街中をビルの地下や屋上を走りながら隠れ逃げるのですが、屋上で洗濯ものを干している名前もしれない女性がいる。(多分、映画のクレジットにも名前が出るか出ないかくらいの出番)彼女は、主人公が洗濯ものの間をかいくぐりながら逃げ方たらいい方向を、無言で、さりげなく指示して教えてあげるのですが、その後を追ってくるナチスの兵らには、同じくさりげなく間違った方向を指し示すのです。-「おっしゃれー」やなーこういう人に私はなりたい。

  1. 未分類
  2. / comment:0
  3. [ edit ]

政治の問題にしたい

ヤマボウシ (480x640)
M家のヤマボウシ

   「炎上しても言う『新幹線死傷、虐待殺人の容疑者らの生い立ちが知りたい』」という記事をネットで読みました。カンニング竹山という方が、「炎上する」覚悟で本音を書いたのでしょう。こんな程度で「炎上」ってするものなのか、よく知りませんが、この方の言わんとすることはよくわかります。この方は、「もどかしい、原因を知りたい」と思っているのです。そして「家庭環境が原因なら」本当に、「犯人が育った家庭環境をなんとかしたい」と思っているようです。だから、そういう子供の(候補者)がいたら自分が育ててもいい、とさえ言っているのです。あまりにナイーブで「炎上」する理由はないように思います。

 私は「無理」だと思います。子供を「育て直し」することもできないし、「そういう家庭環境」を無くすこともできない、と思います。
 もう一つ、6月20日配信の、同じ事件(6月9日 新幹線での無差別殺傷事件)を受けて、こちらは精神科医の片田さんという方の、犯人の心理分析です。「無差別殺人を考える際は、彼らにとってそれが一種の自殺であるという点を理解することが重要です」と述べています。他殺願望→自殺願望が逆転して自殺願望→他殺願望、になることもある。復讐願望が強いと、そしてその人に復讐できないと無差別殺人になることがある、と。

   こちらは学説らしく、私も納得するような、そして、こういうパターンの事件が増えていることも事実のような、気がします。でも、「親に復讐したい」←「家庭環境が悪い家庭が多い」←「では、俺が(竹山さんのような面倒見のいい方が)面倒みてやる」で、解決するのかは極めて疑問です。「家庭環境」や「殺したい(と子が思う)親」というのは
どういう「環境」「親」かは、なかなか決め難く、確かに、竹山さんは、「身近のAV嬢何人かに聞きました」を学者のように、実践して、かなりな確証をつかんだようではあります。私も、自分の育った周りの環境を見渡して、竹山さんと同じくらいの心証を得てはいます。
   悲惨な家族を多く目にします。「悲惨」の意味は、まず、貧しくて(親の代から、またその親の代からか)教育意識が低く(高すぎる場合も稀に)家族に病気の人が居て(自分の場合も)それが再生産されるような家庭です。新幹線殺傷事件の容疑者も「生きていて何もいいことがない」と言っています。胸がつぶされるような思いです。

    (ここからが、炎上です)不幸にも殺された方がいました。彼の行為は立派です(本当に)でも、みんなが「立派」と思ってくれます。立派な肩書、高徳な性質、幸せな家庭-突然に殺されることは理不尽ではありますが、死はたいてい理不尽です。「あんな」容疑者に殺されることこそが理不尽です。高徳な人が高徳な人に殺されることは少ないです。でも、この差がもう少し、小さくあったら、と思います。まず、経済格差です。つぎに教育格差です。病気などの弱者の救済策も要ります。すなわち、社会のありようを考える、そういう政治家がもっといたらな―と思います。


  1. 未分類
  2. / comment:0
  3. [ edit ]

民主主義の危機

労作 (478x640)
労作(作者不明)

民主主義の危機

 朝日新聞に「異論のススメ」という欄がある。これを私はとても、楽しみにしている。
何故かと言うと、この筆者 佐伯啓思という方は(お名前が素晴らしいーという個人的感想は別として)保守派らしく、朝日が少し左だとしたら、朝日は敢えて異論を自分の紙に載せようという意欲的な取り組みだと思えるし、私も日常的に、自分の述べたことに正当に反論してくれる人をいつも求めているにもかかわらず、なかなか、意見というものを言ってくれる人が居ず、いつも欲求不満だからである。そして、大体、いつも、この佐伯さんという方の意見には「なるほど」と思える部分もあり、ということは、私個人の考えも、少しは深まったといえるからである。正当な異論には感謝である。
  さて、4月6日の、この欄は、結論から言えば、あまりに立場の異なる意見で驚いた。
佐伯氏はこういうのである。「昨年からこの方、国会、メディアで論じられた話題は森友加計問題一色である。両者は今日の日本を揺るがすそれほどの大問題だったのか、と私など皮肉交じりにつぶやきたくなる」「多くのメディアも識者も、官僚行政が政治によって(特に首相の私的事情によって)歪められた(であろう)ことは民主主義の破壊だ、と言っている。だが、私には、この構造そのものが大衆化した民主政治そのものの姿に見える」と。
  つまり、佐伯氏の考えでは、政治とは、外交や金融や経済など極めて専門的な課題を
政治家や高級官僚やブレーン(どんなブレーンか線引きはきわめて曖昧)といった人達(The best and the brightest)が、密室で(時には料亭で)高度(?)な会話を交わしつつ政策を決めていくもので、国会は、根回し後の承認の場であると。そこにあれこれ雑音をはさんでくる無知な国民や、その国民の代表面をしたメディアが口を挟むようなことをしたら、高度(?)な判断が狂わされ、ひいては、日本の国益(誰の?)が損なわれる。-というような政治観なのかな、と読み取れた。
  確かに、事の大小をわきまえず、百年の計をもつ、国を憂える大物の女性スキャンダルをキャンキャン云いたて、(セクハラや妾問題についてではなく)SNSなど匿名の抗議で引きずり下ろすなどの、大衆民主政治の弊害は、私も感じるところがある。衆愚政治は重々感じている。-それが、まさに、安倍首相の独裁を生んでいるわけだから。
  そう、「独裁」なんですよ。歴史を見渡しても、あきらかに、ひどい「独裁」でしょ。佐伯氏も、メディアのその部分は読み取っていらっしゃる。-(特に、首相の私的事情によって)歪められた云々-独裁政権の場合、その首相の資質や交代を要求しないで、他に、なんの優先事項があるのでしょう。TPP(?)へ!

  衆愚であっても、民主主義を選択した私たち、は衆知見をもって、政権を交代しなければならないのです。-当たり前のことじゃん。 政権交代後は、速やかに、佐伯氏も言うところの喫緊の課題・問題に取り組むべくビジョン・政策を常に考えておかねばならないことも当然である。
   実は、朝日新聞は、佐伯氏の文の10日後に、素敵な反論を掲載しています。
        4月16日付政治断簡「畑作は土から 寝言は寝てから」高橋純子
              いつもながら、スカッとしますなー

  1. 未分類
  2. / comment:0
  3. [ edit ]

岩手県大好き

こぶし (478x640)
1本の木にモクレンとこぶし

なぜ、岩手県には原発がないのか― 一人の保健婦さんの活動

 「吾が住み処ここより外になし」(著者:岩見ヒサ)という本が手元にある。岩手県
田野畑村元開拓保健婦さんの人生を自ら綴った一冊です。ここには、大正生まれの女性の
人生の一般的な道(今でいうキャリアウーマンだが、そんなカッコいいものではなく)
と、自分の道をたどることで、おのずとわかってくる「健康観」「環境と人間」「家庭」
そして「原発など巨大資本が、環境を壊し、健康を蝕み、そして、ついには、人間が住めない土地を生み出してしまう悪徳」であることを、日常の活動から明らかにする記録が詰まっています。この本が一冊あれば、今の政治や国民の置かれた状況が、素朴にわかる。
「・・土地を売り渡し大金を手にした六ケ所村の人たちは現在、幸せな生活を送っているのだろうか?」(本書P127)と彼女は案じている。この本が書かれた2015年―決して六ケ所村の人を非難しているのではない、本当に案じているのです。
 彼女の(この本の)たどった道については、岩手県の方で、「ゾウさんと暮らす」というタイトルで書かれている女性の方のブログ、2013年3月に、詳しく、正しく書かれています。ご参照ください。

  1. 未分類
  2. / comment:0
  3. [ edit ]

NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY »

プロフィール

Ali  Batoota 

Author:Ali Batoota 
アリ バトゥータ
年齢・性別・国籍-不詳
関心事は、ファッション、政治、教育、言葉、生物、映画-なんでも

but,I have my own opinion.

最新記事

最新コメント

カテゴリ


« 2018 11  »
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。